母乳が出ない?大丈夫

乳腺から母乳を出すようにささえる

赤ちゃんができれば、自然と母乳もでる・・・と思っていたのに、思うように出ない、というお母さんが時々いらっしゃいます。でもこれは、誤解といっていいかもしれません。というのは、母乳というのは、生まれてすぐに出るとは限らないのです。たっぷりと出始めるのは、生後48~76時間もあとからです。ですから、出産後、2~4日たってから、ということも珍しくありません。それに、ただ出産をしただけで出るものでもありません。

やはり、赤ちゃんがおっぱいを吸ってくれると、乳腺にあつまっている神経細胞に刺激がいきます。それは脳に伝わって、母乳を分泌しなさい、というホルモン、つまりプロラクチンの分泌、そして、乳腺から母乳を出すようにささえるホルモン、つまりオキシトシンの分泌を促進してくれるのです。ですから、母乳が出ている、出ていないにかかわらず、赤ちゃんに飲んでもらうようにすることが大切だということになります。

出ない、と早々に諦めてしまうと、本当に出なくなってしまうことにもなりますので、根気よく臨むことも必要です。母乳マッサージという手段もあります。行ってみたいと思われるなら、行ってみたほうがよいでしょう。なかには、まったく母乳が出ていないのに、少しだけ乳首を吸っただけで、スヤスヤ眠ってしまって、全然お乳を飲まないと心配してしまうお母さんもいらっしゃいますが、大丈夫です。お母さんのおっぱいの体温に触れ、胎内にいたときの安心感に包まれて眠ってしまうということなのです。まったく飲まないからといって、粉ミルクにしてくださいという人がいますが、これは早計です。おっぱいを吸ってくれることでやっと母乳が出るのですから、焦っていいことはありません。赤ちゃんは生まれて2‐3日ならまったく母乳を飲まなくても大丈夫なのです。